海外FXをこれから始めようとする方にとって、「証拠金維持率」や「レバレッジ」、「ロスカット水準」といった用語や計算は非常に難しく感じられるものです。この記事では、人気の海外FX会社XMのスタンダード口座を例に、証拠金やレバレッジ、ロスカットの仕組みと計算例を交えて丁寧に解説します。
XMスタンダード口座とは?
XMのスタンダード口座は最大888倍のレバレッジを活用できる海外FX口座で、1ロット=100,000通貨(100万通貨)というのが基本単位です。少額の証拠金で大きなポジションを取ることができる一方で、リスク管理が非常に重要になります。
ロスカット水準は「証拠金維持率20%」と定められており、この水準を下回ると自動的にポジションが強制決済されます。
証拠金・維持率・レバレッジの関係
証拠金維持率(%) = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100 で算出されます。レバレッジとは、証拠金の何倍の取引ができるかを示す指標で、最大888倍の設定が可能です。
たとえば、レバレッジ100倍でドル円145円の場合、100万通貨(1ロット)の取引には必要証拠金が約145,000円となります。証拠金維持率が20%を下回るとロスカットが発動します。
ロスカットとは何か?口座残高は0円になる?
ロスカットは「証拠金維持率が20%を下回った際に、自動的にポジションが決済される仕組み」です。口座残高が0円になることを防ぐための措置であり、必ずしも全額が消滅するわけではありません。
ただし、相場の急変などによりロスカットが間に合わず、マイナス残高になる可能性もあります。XMではゼロカット制度があるため、残高がマイナスになった場合でも追証は発生せず、0円にリセットされます。
実例①:100万通貨でロングエントリーした場合
ドル円145円で100万通貨ロングした場合、必要証拠金は145,000円(レバレッジ100倍)です。証拠金維持率20%になるラインは、有効証拠金が29,000円になった時。
1pipsあたりの損益は約1万円。29,000円の損失でロスカットされるには、約2.9pipsの逆行が目安になります。つまり、ドル円が約144.971円になったときにロスカットが発動します。
実例②:200万通貨・400万通貨でのロスカット水準
■200万通貨の場合、必要証拠金は290,000円。維持率20%の水準=58,000円の有効証拠金。1pipsでの損益は2万円なので、約2.9pipsの逆行=144.942円でロスカット。
■400万通貨の場合、必要証拠金は580,000円。維持率20%の水準=116,000円の有効証拠金。1pipsでの損益は4万円なので、約2.9pipsの逆行=144.884円でロスカット。
まとめ
XMでのロスカットは「証拠金維持率20%」がトリガーになります。100万通貨で約2.9pipsの逆行でロスカットになるということは、思った以上にリスクが高いことを意味します。
レバレッジの魅力だけでなく、損切り・資金管理をきちんと理解し、適切なロットで取引することが長く安定したトレードを続ける鍵です。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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