株価がストップ高になったときの売却判断と“スケベ心”との向き合い方

株式

株を始めたばかりで保有銘柄がストップ高になると、嬉しさのあまり「まだ上がるかも」と思って売却の判断が鈍るものです。この記事では、利益確定の考え方や、欲をコントロールするための実践的なヒントを紹介します。

ストップ高とは何か?基本を再確認しよう

ストップ高とは、株価が1日で上昇できる上限に達し、それ以上売買が成立しなくなった状態です。これは急激な人気化や思惑が背景にある場合が多く、一時的な盛り上がりに過ぎないケースも少なくありません。

例えば、業績発表や新製品の発表、バイオ株なら治験結果の発表などでストップ高になることがありますが、その多くは“短期的な材料”に反応したものです。

「まだ上がるかも」に潜むリスク

ストップ高を経験すると「もっと上がるはず」と思いがちですが、そこには“天井掴み”のリスクがあります。特に初心者は、利益確定をせずにそのまま保有し続け、結果的に株価が急落して含み益がゼロになることも。

相場に「絶対」はないという事実を常に意識しましょう。上がる株もいつかは天井を打ち、下がるときは一気です。

具体例:ストップ高後の株価の動き

ある新興IT企業の株が、新サービスの発表を材料にストップ高。翌日も寄らずのストップ高となりましたが、3日後には反落。1週間後には元の株価に戻ってしまったという事例があります。

このように、「連続ストップ高=その後も上がる」とは限らず、短期トレーダーの利確売りで急落するのは珍しくありません。

利益確定のルールを決めておく

「●%上がったら半分売る」「取得価格の2倍になったら全部売る」など、事前にルールを決めておくことで、冷静な判断がしやすくなります。

スケベ心を抑える最大の方法は“機械的に売る”仕組みを作ることです。目標に達したら迷わず売る。これを徹底すれば感情に左右されにくくなります。

自分の投資スタイルを見つめ直す

短期トレードなのか、中長期投資なのか。スタイルによって売買判断は異なります。長期投資なら多少の下落は許容できますが、短期なら値動きに敏感になるべきです。

「数ヶ月前はトントンで売るつもりだった」という気持ちを思い出し、自分がどんな判断基準を持っていたかを再確認しましょう。初心を忘れないことが、投資では何より大切です。

まとめ:利益を確定させる勇気を持とう

株価がストップ高になっても、必ずしもその後も上がるとは限りません。利益を確保するには、欲に流されず「利確」の判断を下す勇気が必要です。
事前に自分のルールを決めておくことで、感情に左右されずに済みます。
投資は“資金を守るゲーム”。スケベ心をうまくコントロールして、着実に資産を増やしていきましょう。

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