FX取引を効率的に行うためには、損切りと利益確定の両方を事前に設定できる「OCO注文」の使いこなしが重要です。特にDMM FXを利用している場合、エントリー後にOCOを設定する方法がやや分かりづらく、初心者はつまずきやすいポイントです。本記事では、DMM FXで成行注文後にOCO決済を設定する具体的な方法や注意点をわかりやすく解説します。
OCO注文とは?その基本をおさらい
OCO(One Cancels the Other)注文とは、2つの注文を同時に出し、どちらか一方が約定すればもう一方が自動的にキャンセルされる注文方法です。通常は「利益確定(指値)」と「損切り(逆指値)」をセットで出すことで、相場がどちらに動いても自動的に対応できるのがメリットです。
例えばドル円を110円で買った場合、「111円で利確」「109円で損切り」というように同時に設定できます。どちらかが執行されれば、もう一方は自動でキャンセルされるため、リスク管理に有効です。
DMM FXで成行注文後にOCO決済を入れるには
DMM FXでは、成行で新規注文をした後に、別途決済予約としてOCOを設定することが可能です。ただし、新規注文とOCOをワンセットで出すわけではなく、あくまで「決済注文」としてOCOを設定するという流れになります。
方法としては、成行でポジションを保有後、「ポジション一覧」→「決済予約」→「OCO注文」を選択し、利益確定と損切りのレートをそれぞれ設定します。
OCO注文を設定する際の注意点
- 成行注文と同時にOCOは出せないため、ポジション保有後に手動で設定が必要。
- OCO注文を設定しないまま放置すると、相場変動時に大きな損失を被る可能性がある。
- 決済予約画面での操作ミスに注意。OCO設定が完了する前に相場が動いた場合、損切り・利確の機会を逃すリスクがあります。
補足:DMM FXでは、PCブラウザ版・スマホアプリ版ともにOCO設定は可能ですが、操作方法や画面構成に若干の違いがあります。
初心者におすすめのOCO設定例
たとえば、ドル円を150円で買った場合、「151円で利確」「149円で損切り」といった形でOCOを組むのが基本です。1円程度の値幅なら短期トレードにも適しており、想定リスクを限定できます。
また、スイングトレードであれば「152.5円で利確」「148円で損切り」など、相場のボラティリティに応じて幅を広げる戦略も有効です。
OCO注文の代替として「IFD-OCO」も活用しよう
IFD-OCO注文は、新規注文と同時にOCO決済注文を出す高度な注文方法です。IFDで新規注文を出し、そのポジションが約定した時点で自動的にOCOが発動します。
まだポジションを持っていないが、エントリーと決済戦略を一気に組みたい場合に適しています。戦略性の高いトレーダーにはこちらの活用もおすすめです。
まとめ:DMM FXでのOCO注文は手動設定で確実に
DMM FXでは成行エントリー後にOCOを設定する必要がありますが、決済予約を活用すれば問題なく対応可能です。トレード戦略を成功させるためには、「いかに損切りと利確のルールを守れるか」がカギになります。
OCOやIFD-OCOといった注文方法を正しく理解し、毎回確実に設定することがリスクを抑え、長期的な成果につながります。まずはデモトレードで手順をしっかり確認し、本番でも同じ流れで実践できるようにしましょう。

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