楽天証券でオルカンを売却する際の費用と手数料を徹底解説|車購入など将来の資金確保に備える方法

資産運用、投資信託、NISA

オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))を楽天証券で積み立てている方が、将来の資金用途として売却を検討することはよくあります。たとえば車の購入費用として数百万円をNISA口座から取り崩す場合、気になるのが手数料や税金。今回は楽天証券でのオルカン売却にかかる費用を中心に解説します。

楽天証券でのオルカン売却にかかる手数料

楽天証券では、投資信託の売却に対して基本的に手数料はかかりません。これはオルカンを含む多くの投資信託に共通しており、楽天証券が販売手数料ゼロ(ノーロード)を基本方針としているためです。

ただし、投資信託によっては「信託財産留保額」という形で微小な手数料がかかることがありますが、オルカンはこれも0%で設定されています。

NISA口座での売却と税金の関係

NISA口座で保有しているオルカンを売却しても、売却益には税金がかかりません。この点がNISA制度の最大の魅力です。ただし、売却した分の非課税枠は復活しない点には注意が必要です(つみたてNISA・新NISA共通)。

また、売却資金を現金として受け取るまでに数日かかるため、資金の必要時期に余裕を持って行動するのがベストです。

分配金が欲しくなったときはどうする?

積立中は再投資型を選んでいたけれど、「今後は分配金が欲しい」と思った場合、既に保有している投信を売却して新たに分配型の投信を購入し直すという選択肢があります。

ただし、オルカンは基本的に分配金を出さない「再投資型」の商品です。分配金を重視したい場合は、他の高配当ETFやインカム重視型の投資信託に切り替える必要があります。

売却のタイミングと注意点

投資信託は株のようにリアルタイムで売買されるわけではありません。売却指示を出しても、当日15時までの注文は当日基準価額で約定、15時以降なら翌営業日の価格での取引になります。

そのため、相場が急変しているときは、思っていた価格よりも大きく上下する可能性もあります。タイミングの見極めには要注意です。

将来の支出に備えた資産設計のポイント

オルカンのような全世界株式インデックスは長期投資に適しており、数年単位での資産形成に向いています。ただし、必要資金の直前になってから売却するのではなく、1年程度前から段階的に現金化するのが理想です。

たとえば、車の購入が2年後に予定されているなら、1年半前から毎月一定額ずつ売却することでリスクを分散できます。

まとめ:楽天証券でオルカンを売却する際に知っておきたいこと

・楽天証券のオルカン売却には基本的に手数料なし

・NISA口座での売却益は非課税、枠の再利用は不可

・分配金が欲しい場合は投信の乗り換えを検討

・売却には数日かかるので、時期に余裕を

・将来の支出には段階的な現金化が賢明

オルカン積立は資産形成において非常に優れた手段です。出口戦略も含めて、計画的な活用を心がけましょう。

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