かつて日本のネット掲示板文化を代表する存在だった「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」。その中でもドル円(USD/JPY)為替板のスレッドは、経済とネタが混在する独特な空間でした。中でも「ひひっひっひひぃ〜(^o^)/~」というフレーズは、記憶に残る名文として一部ユーザーの間で語り継がれています。本記事では、このフレーズのルーツやネット上での広がりについて探っていきます。
2ch為替板とは?
2ch為替板(FX板)は、日本時間で為替市場が活発な深夜帯にも書き込みが多く、個人トレーダーや為替ファンが集まりリアルタイムで議論や叫びを展開していた場です。
相場の急変に一喜一憂する投稿が多数見られ、「焼かれた…」「全力L(ロング)!」などの短縮語や感嘆語が飛び交い、まさに“生きた実況掲示板”の様相を呈していました。
「ひひっひっひひぃ〜(^o^)/~」の意味と使われ方
このフレーズは、おそらく相場での爆損(大損)や大幅な含み損を抱えた時の壊れたテンションや、“自嘲・狂気じみた開き直り”を表現するために使われていました。
類似の投稿では、「お金が溶けたよ〜\(^o^)/オワタ」や、「Lしたら暴落したひぃ〜www」などといった、ネガティブな状況をネタ化するノリが見られました。
ネットミームとしての背景と派生
このような書き込みは、特に2000年代中盤から後半にかけてのネットミーム文化と密接に関係しており、同時期には「\(^o^)/オワタ」「(‘A`)」「orz」などのAA(アスキーアート)文化が全盛期でした。
テンションが壊れたような「ひひっひっひひぃ〜」の文体は、その象徴的な表現方法の一種として愛され、他スレへのコピペや派生ネタとしても流用されていきました。
現在も見られる?ログの探し方と注意点
当時のスレッドログを探すには、「ドル円 ひひっひっひひぃ〜 2ch」などのキーワードで、2ch.scやログ速などの過去ログ保存サイトを活用するとよいでしょう。
ただし、スレッドの大量削除やサーバー統合などにより、該当する書き込みが見つからない場合もあります。加えて、現在では一部の書き込みが侮蔑的であることもあり、閲覧時には十分ご注意ください。
この文化が生んだネットの特徴
このような感情的・自己皮肉的なフレーズは、のちのTwitterやYouTube配信者のリアクション芸などにも影響を与えたとされており、日本のネット特有の「笑いと絶望の交差点」として位置づけられます。
現代では、同様のノリはX(旧Twitter)やニコニコ動画、まとめサイトなどに形を変えて受け継がれており、あの頃の空気感は完全には失われていません。
まとめ:ネット史に刻まれた“叫び”として
「ひひっひっひひぃ〜(^o^)/~」という一見ふざけた一文には、投資における絶望や狂気、そしてそれすらも笑いに変えるネット住民のエネルギーが詰まっています。
過去のスレッドは消えてしまっても、その文化や表現は今なおネットの片隅で息づいており、ノスタルジーを感じる人も多いでしょう。もし再びこのフレーズを見かけたら、それは過去のネット民たちの“声なき叫び”なのかもしれません。

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