近年、NISA枠の充実により投資への注目が高まっていますが、「乗り遅れたかも」と感じた方が代替の資産運用として金やプラチナに関心を持つケースも増えています。今回は、資産の分散先として注目される金やプラチナ投資の基本を、投資初心者の方にもわかりやすく解説します。
なぜ今「金」や「プラチナ」なのか?
金(ゴールド)やプラチナはインフレや有事に強く、世界的に「安全資産」として評価されています。特に2020年代以降、地政学的リスクや円安の影響を背景に金価格は上昇傾向を見せています。
一方プラチナは産業需要が強く、金と異なり価格の変動幅が大きい点が特徴ですが、将来的な供給不足が予測されており、長期的に期待されています。
おすすめの投資方法3選
金やプラチナを購入・保有する方法はいくつかあります。目的や性格に応じて選びましょう。
- 現物購入(地金・コイン)
日本では田中貴金属や三菱マテリアルが有名です。手元に保有でき安心感がある一方、盗難や保管の手間も考慮が必要です。 - 積立投資(純金積立・プラチナ積立)
月々5,000円から始められ、価格変動を平均化する「ドルコスト平均法」が効きます。初心者に特に人気です。 - ETF(上場投資信託)
証券口座を通じて金価格に連動する商品を売買可能。売買コストが安く、流動性も高いため大口投資に適しています。
税金のしくみはどうなっている?
金やプラチナを売却して利益が出た場合、税金がかかるケースがあります。
- 現物の場合:5年以上保有すれば長期譲渡所得となり、税率は約20%(所得に応じて課税額が変わる場合あり)
- ETFなど証券投資の場合:NISA以外では譲渡益課税として一律20.315%
ただし、年間の特別控除(50万円)が適用されるケースもあるため、売却タイミングや保有期間を意識することが重要です。
1000万円の資金、どう分散する?
金やプラチナだけに資産を集中させるのはリスクが大きいため、以下のような分散投資が現実的です。
- 金:400万円(ETF+積立)
- プラチナ:200万円(ETFまたは積立)
- 現金:200万円(生活費等の備え)
- その他:200万円(NISA・投資信託など)
このように配分することで、安全性と成長性を両立させることが可能です。
初心者が気をつけるべきポイント
・高値づかみを避ける:価格が急騰しているときは焦らず、時間を分散して購入しましょう。
・売却先の選定:特に現物は買い取り価格や手数料が業者によって異なります。信頼できるところを選びましょう。
・税務申告の確認:利益が出た年は確定申告が必要になることもあるため、税理士に相談すると安心です。
まとめ:まずは小さく始めて、理解を深めよう
金やプラチナは「実物資産」としてインフレや経済不安時に強い一方で、価格の変動リスクや税金なども理解しておく必要があります。
1000万円というまとまった資金がある場合でも、いきなり全額投資せずに、まずは少額から始め、徐々に経験と知識を積み上げていくことが大切です。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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