海外FX業者XMの「極み口座(KIWAMI口座)」は、スプレッドの狭さとともにスワップフリーであることがアピールされています。しかし、長期ポジション保有時に「本当にスワップが完全無料なのか?」「あとから調整で請求されないのか?」といった疑問を持つトレーダーは少なくありません。本記事では、XM極み口座のスワップフリーの仕組みと注意点について詳しく解説します。
スワップフリーの意味とXM極み口座の仕様
XMの公式では、極み口座は一部の通貨ペアを対象に「スワップフリー」とされています。これは、ポジション保有中に発生する日々のスワップポイントがゼロになるという意味です。特にUSD/JPYなどの主要通貨ペアではその恩恵が大きく、短期売買を行うトレーダーに人気があります。
ただし、これは「無条件でスワップが一切発生しない」わけではありません。利用者によっては、スワップフリーの対象外にされる場合や、ポジション期間に応じた調整が行われることもあります。
スワップ調整は後から請求されるのか?
XM極み口座では「スワップフリーでも無期限ではない」点に注意が必要です。一定期間を超えてポジションを保有し続けると、リスクヘッジの観点からスワップ調整が適用される可能性があります。これは通常、取引対象がヘッジされていないと判断された場合に、過去分を遡ってスワップコストを加算されるケースが含まれます。
XMのサポートに問い合わせた複数のトレーダーの情報によれば、1年以上にわたりスワップフリー対象ポジションを放置した場合に、後日スワップ相当額がまとめて引かれた例もあるとのことです。
どのような条件でスワップ調整されるのか
XM側は明確な日数を公表していませんが、以下のようなケースがスワップ調整対象になりやすいと考えられています。
- ヘッジ目的ではなく利益目的と判断される長期保有
- 特定通貨ペアの売りポジションのみを長期保持
- 複数アカウントを使った意図的なスワップ回避
これらの行動は、スワップフリーの本来の趣旨(イスラム法対応や短期取引支援)から外れるため、調整対象とみなされる可能性があります。
XMでのスワップ戦略:短期取引向き?
極み口座のスワップフリーは、デイトレードやスイングトレードで数日〜数週間保有する範囲で活用するのが理想です。1年近く放置するような使い方をすると、スワップ請求リスクが生じるため、長期保有には向かないと言えます。
たとえば、ドル円の売りポジションを1年保有した場合、通常なら年間数万円のスワップコストがかかります。スワップフリーであっても、あとから調整されるのであれば、そのリスクを事前に想定しておく必要があります。
他の業者と比較する際のポイント
もし本格的な長期ポジション運用を考えているのであれば、スワップポイントが安定していてルールが明確な国内FX業者や長期投資向けの海外業者を検討するのも一つの手です。XMは高レバレッジ・ゼロカットなど短期トレーダーに有利な条件に特化しており、長期スワップ戦略にはやや不透明な部分が残ります。
まとめ:スワップフリーの恩恵とリスクを理解して使いこなそう
XM極み口座のスワップフリーは魅力的なサービスですが、無条件・無制限のスワップゼロではない点を理解しておく必要があります。特に1年以上の長期保有を前提とした取引では、後日のスワップ調整や徴収のリスクを踏まえて、口座選びや運用スタイルを検討しましょう。
不安がある場合は、公式サポートに事前確認することも大切です。条件をしっかり理解した上で活用すれば、スワップフリーのメリットを最大限に活かすことができます。

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