最近5年であまり値上がりしていないモノとは?物価高時代に見直す意外な選択肢

経済、景気

近年、原材料費の高騰やエネルギー価格の上昇、円安などが重なり、私たちの生活に身近なモノの多くが値上がりしました。しかし、すべてが一律に高くなったわけではありません。本記事では、2020年以降の数年間で比較的価格が上がっていないモノやサービスをピックアップし、背景や理由を解説します。

公共料金の一部:上下水道料金は安定傾向

全国的に見ると、水道料金は自治体ごとの設定に基づいており、頻繁に値上げされるものではありません。インフラ整備の費用や老朽化対策によるコスト増はあるものの、政治的判断や住民負担軽減の観点から、5年程度では変動が少ないケースが多いです。

一部自治体では、逆に人口減に伴う経営努力として料金を据え置いたり、期間限定で値下げされる例もあります。

中古書籍やCD・DVDなどのリユース品

メルカリやブックオフなど中古市場が発展する中で、需要と供給がバランスしているリユース品は値段の変動が比較的小さい傾向があります。特に人気の定番商品や在庫が潤沢なジャンルでは、数年前とほとんど同じ価格帯で取引されている例も多いです。

例えば、有名な小説や学習参考書、クラシック音楽のCDなどは、今でも数百円〜1,000円前後で安定しています。

デジタルサービスの月額利用料

動画配信や音楽配信などの月額課金サービス(サブスクリプション)は、競争が激しいこともあり、値上げが抑えられているジャンルの一つです。NetflixやSpotifyのように、国やプランにより値上げがあったケースもありますが、YouTube PremiumやAmazon Primeなどは数年間料金据え置きのままのこともあります。

また、AppleやGoogleの一部アプリ系サブスクは、価格帯に大きな変更がなく、ユーザー獲得優先の姿勢が見られます。

一部の日用品:100円ショップの定番商品

ダイソーやセリアなどの100円ショップでは、多くの商品が長らく税込110円で販売され続けています。もちろん原材料や物流コストの高騰は影響していますが、企業努力や製造拠点の見直しなどにより価格が抑えられているものが多いのです。

特に定番の収納グッズやキッチン用品、文房具などは、2020年当時と比較しても価格が変わらない商品が見受けられます。

固定回線インターネットの利用料金

モバイル通信が進化する一方で、光回線などの固定通信料金はこの5年で大きな価格改定があったケースは少なく、むしろキャンペーンや割引によって実質的な負担が下がっている家庭もあります。

NURO光や楽天ひかりなど、通信事業者間の競争が激しいことで価格競争が維持され、結果的に価格が上がらない状況が続いているのです。

物価が上がる中でも「変わらない価値」に注目を

あらゆる商品やサービスが値上がりしているように感じられますが、調べてみると意外にも価格が据え置かれているものは少なくありません。

生活防衛のためにも、価格が安定している商品やサービスを見極め、積極的に活用していく視点が求められます。

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