オルカン(全世界株式)は、時価総額比率でアメリカの株式が高い割合を占めています。そのため、通常の市場のリスクでは、オルカンとS&P500は似たような動きをすることが多いです。しかし、アメリカ経済が崩壊した場合、その構造がどのように変化するかについて深掘りしてみましょう。
オルカンとS&P500の共通点とリスクヘッジ効果
オルカン(全世界株式)とS&P500は、確かに似た動きをすることが多いです。オルカンは、時価総額に基づき比率が決まるため、アメリカの株式市場が占める割合が60〜65%と高く、一般的にはS&P500と同様のリスクを持っています。リセッションや金利ショックなど、通常の市場下落時には、両者はほぼ同じような値動きをすることが予想されます。
そのため、アメリカ経済が低迷した場合、オルカンのリスクヘッジ効果は発揮されません。オルカンをリスクヘッジの手段として使うのは難しいと言えるでしょう。
アメリカ経済が倒れた場合のオルカンの変化
しかし、もしアメリカ経済が崩壊するような事態に至った場合、オルカンの構成は大きく変化することになります。アメリカ株が暴落した一方で、他の国々、特に中国やインド、新興国市場は比較的安定した動きを見せるかもしれません。これにより、オルカンの比率は自動的に再調整され、アメリカの比率が低下し、他国の比率が上がる可能性が高いです。
その場合、オルカンは時間の経過とともにリスクヘッジとして機能し始めるかもしれません。アメリカの市場価値が低下した後、オルカンが他国市場にシフトすることになります。
オルカンのリバランスと投資戦略
オルカンは、時価総額に基づいたインデックスであるため、アメリカの市場価値が下がると、その比率が自動的に調整されます。しかし、リバランスには一定の時間がかかるため、短期的にはまだアメリカの影響を強く受けることになります。
もし、リタイアを控えている60歳以上の投資家がアメリカの崩壊前にオルカンを大きな割合で保有していた場合、その後の数年間のオルカンの回復には時間がかかる可能性があります。特に、10年〜20年単位での投資期間では、オルカンの再バランスが追いつかず、困るケースも考えられます。
オルカンとSP500を組み合わせたポートフォリオの効果
ポートフォリオのリスクヘッジを考える際、オルカンとS&P500を組み合わせることは意味があるのでしょうか?実際、オルカンがアメリカの影響を受けている限り、両者の組み合わせは理論的にはリスクを分散する効果は限定的です。
ただし、アメリカが深刻に崩壊する事態になった場合、オルカンはその比率を変更し、リスクヘッジの役割を果たし始める可能性があります。この点がオルカンとS&P500を組み合わせた際の未来的な利点となるかもしれません。
まとめ:オルカンのリスクヘッジとしての可能性
オルカンは通常の市場のリスクでは、S&P500と似た動きをしますが、アメリカ経済の崩壊といった極端なシナリオでは、その構成が変わり、リスクヘッジとして機能する可能性があります。リタイアを考えている場合や、長期的な視点で投資を行っている場合は、オルカンのリバランスのタイミングや、他の市場の動向を注視することが重要です。
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