株価が300円から400円に上昇後390円で損切りする設定方法|トレーリングストップの仕組みを解説

株式

株式投資では、購入した株が上昇したあとに利益を確保しながら、一定の下落で自動的に売却したいという場面があります。特に「300円で買った株が400円まで上がった後、390円まで下がったら売りたい」というような条件は、通常の逆指値注文だけでは設定方法が分かりにくいケースがあります。この記事では、このような値動きに対応する注文方法や考え方について解説します。

400円まで上がった後に390円で売る設定は通常の逆指値だけでは難しい

一般的な逆指値注文は、現在の株価を基準にして「○円以下になったら売る」という設定をする注文方法です。

例えば現在300円の株に対して「390円以下になったら売却する」という設定をすると、株価が一度も400円まで上昇していなくても390円に到達した時点で売却される可能性があります。

つまり「一度400円まで上昇したことを条件にして、その後390円まで下落したら売る」という2段階の条件は、通常の逆指値注文だけでは実現できません。

上昇後の下落で利益を確保するならトレーリングストップを利用する

このような場面で使われる注文方法がトレーリングストップです。トレーリングストップは、株価の上昇に合わせて逆指値の売却ラインを自動的に切り上げていく仕組みです。

例えば300円で購入した株に対して、現在価格から10円下落したら売却する設定をした場合、株価が400円まで上昇すると売却ラインも390円付近まで上昇します。

その後、株価がさらに上がらず400円から390円まで下落した場合、自動的に利益を確保しながら売却できます。

具体例で見るトレーリングストップの動き

例えば以下のような条件で設定した場合を考えます。

株価の動き 売却ライン
300円で購入 設定開始
350円まで上昇 売却ラインも上昇
400円まで上昇 390円付近までライン上昇
390円まで下落 売却成立

このように、株価が上昇した分だけ損切りラインや利益確定ラインを追随させることができます。

ただし、トレーリングストップで設定できる幅は証券会社によって異なります。「10円下落」「3%下落」など、金額または割合で指定するタイプがあります。

楽天証券などで設定する場合の注意点

楽天証券を含む多くの証券会社では、利用できる注文方法に違いがあります。通常の逆指値には対応していても、トレーリングストップには対応していない場合があります。

その場合は、株価が上昇した後に逆指値注文を変更するという方法を使うことになります。

例えば300円で購入後、400円まで上昇した時点で「390円以下になったら売却」という逆指値注文を新しく入れることで、希望に近い管理ができます。

逆指値とトレーリングストップの使い分け

逆指値注文は、損失を限定したい場合や決めた価格で機械的に売却したい場合に向いています。

一方、トレーリングストップは、利益を伸ばしながら大きな下落を避けたい場合に向いています。

例えば、短期売買で「株価が上がったら利益を守りたい」という場合はトレーリングストップが便利ですが、長期投資では一時的な下落で売却されてしまう可能性もあるため注意が必要です。

まとめ|400円上昇後に390円で売るなら追随型の注文を検討する

「300円の株が400円まで上がった後、390円まで下落したら売却する」という条件は、単純な逆指値注文では設定できません。

このような値動きを狙う場合は、トレーリングストップを利用するか、株価上昇後に逆指値注文を変更する方法が一般的です。

証券会社によって利用できる注文方法は異なるため、自分が使っている証券会社の注文機能を確認し、自分の投資スタイルに合った方法を選ぶことが大切です。

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