新NISAで毎月20万円を積み立てている人の中には、「S&P500と金(ゴールド)の割合はどれくらいが良いのだろう」と悩む人も少なくありません。特に当初は半々で運用していたものの、リターンを重視してS&P500を7割、金を3割に変更するケースもあります。この記事では、S&P500と金の特徴を比較しながら、7:3の配分がどのような投資家に向いているのかを解説します。
S&P500と金は役割が異なる資産
S&P500は米国の主要企業約500社に投資する株価指数です。長期的には高い成長が期待できる一方で、景気後退時には大きく下落することがあります。
一方の金は企業の利益成長によって価値が上がる資産ではなく、有事やインフレ時の資産保全手段として利用されることが多い資産です。
つまり、S&P500は「資産を増やす役割」、金は「資産を守る役割」を持っていると考えると分かりやすいでしょう。
7:3への変更で期待できること
50%ずつだった配分をS&P500が70%、金が30%に変えると、株式比率が高まるため長期リターンは向上しやすくなります。
例えば米国株が年率7〜10%程度で成長し、金がそれより低いペースで推移した場合、全体の期待収益率は高くなります。
| 配分 | 特徴 |
|---|---|
| S&P500 50%・金50% | 安定性重視 |
| S&P500 70%・金30% | 成長と安定のバランス型 |
| S&P500 100% | 高リターン狙いだが値動き大 |
リターンを求めるのであれば、7:3は比較的合理的な配分の一つと言えます。
注意したいのは暴落時の値動き
株式比率を増やすと、上昇局面では有利ですが下落局面では資産の変動幅も大きくなります。
例えば金融危機や景気後退局面では、S&P500が20〜30%以上下落することもあります。
そのような時に積立を継続できるかどうかが重要です。
高いリターンを期待するなら、それに見合う価格変動を受け入れる覚悟も必要です。
年齢が若い投資家ほど株式比率は高めになりやすい
投資期間が20年以上ある若い世代の場合、一時的な暴落を乗り越える時間があります。
そのため、一般的には年齢が若いほど株式比率を高める選択をする投資家が多くなります。
ただし、心理的に大きな下落に耐えられない場合は、無理に株式比率を上げる必要はありません。
投資で最も大切なのは、自分が継続できる配分を見つけることです。
資産配分は定期的な見直しも重要
市場環境は常に変化します。
S&P500が大きく上昇した場合は、自然と株式比率が高くなりすぎることがあります。
そのため年に1回程度は資産配分を確認し、必要に応じてリバランスを行うことでリスク管理がしやすくなります。
積立額が大きい場合ほど、この作業は重要になります。
まとめ
毎月20万円を新NISAで積み立てる場合、S&P500を70%、金を30%とする配分は、リターンと安定性のバランスを考えた選択肢の一つです。S&P500の成長力を取り込みながら、金によるリスク分散効果も期待できます。ただし正解は一つではなく、自分が暴落時にも積立を継続できるかどうかが最も重要です。長期投資では配分そのもの以上に、継続できる仕組み作りが資産形成の成功につながります。
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