つみたて投資枠だけ利用する場合でも株式数比例配分方式に変更する意味はある?NISAの配当受取方法を解説

資産運用、投資信託、NISA

新NISAのつみたて投資枠だけで運用している場合、証券会社から「株式数比例配分方式」という設定を案内されても、自分に必要なのか疑問に感じる方は少なくありません。特に成長投資枠を利用していない場合、配当金や分配金の受け取り方法と関係があるのか分かりにくい部分があります。この記事では、つみたて投資枠のみで運用している場合の株式数比例配分方式の必要性や、設定しておくメリットについて分かりやすく解説します。

株式数比例配分方式とは何か

株式数比例配分方式とは、証券会社の口座で保有している株式や投資信託などの配当金・分配金を、その証券口座で受け取る方法です。

特にNISA口座では、非課税で配当金や分配金を受け取るために、この受取方法が重要になる場合があります。例えば、NISA口座で保有している上場株式の配当金を非課税で受け取りたい場合、株式数比例配分方式を選択している必要があります。

一方で、つみたて投資枠で購入する商品は主に投資信託であり、個別株の配当金とは仕組みが異なります。

つみたて投資枠だけなら株式数比例配分方式は基本的に影響が少ない

つみたて投資枠のみを利用している場合、株式数比例配分方式に変更したことによる直接的なメリットは少ないケースが多いです。

理由は、つみたて投資枠で購入する投資信託には、通常、株式のような個別配当金の受け取り手続きがないためです。投資信託の利益はファンド内部で再投資されるタイプや、分配金として支払われるタイプがありますが、個別株の配当とは扱いが異なります。

例えば、毎月一定額で全世界株式や米国株式連動型の投資信託を積み立てている場合、株式数比例配分方式を設定しているかどうかで運用成果が変わることは基本的にありません。

将来的に成長投資枠を使うなら設定しておくメリットがある

現在はつみたて投資枠だけを利用していても、将来的に成長投資枠で個別株やETFなどを購入する可能性がある場合は、株式数比例配分方式に設定しておくメリットがあります。

成長投資枠では、日本株や海外ETFなど配当金が発生する商品を購入できます。その際、株式数比例配分方式にしておけば、NISA口座で保有する株式の配当金を非課税で受け取る条件を満たせます。

例えば、数年後に高配当株やETFへの投資を始めたいと考えている場合、あらかじめ設定しておくことで後から変更する手間を減らせます。

株式数比例配分方式に変更するデメリットはある?

株式数比例配分方式への変更は、多くの場合、大きなデメリットはありません。ただし、証券会社の口座設定が変わるため、自分の投資スタイルに合った管理方法を選ぶことが大切です。

例えば、複数の証券会社で株式を保有している場合、それぞれの口座設定状況によって配当金の受け取り方法が変わることがあります。

また、配当金を銀行口座でまとめて受け取りたい人にとっては、証券口座で受け取る方式が管理しにくいと感じる場合もあります。

NISA利用者が確認しておきたい配当金の受取方法

NISAでは、非課税制度を最大限活用するために、配当金や分配金の受取方法を確認しておくことが重要です。

特に成長投資枠で個別株を購入する予定がある人は、株式数比例配分方式になっているかを証券会社の設定画面で確認しておくと安心です。

一方で、現在つみたて投資枠だけで投資信託を積み立てている人の場合、設定していなくても積立投資そのものに問題が出るわけではありません。

まとめ

つみたて投資枠のみで運用している場合、株式数比例配分方式への変更による直接的なメリットはそれほど大きくありません。

ただし、将来的に成長投資枠で個別株やETFなどへの投資を考えている場合は、配当金を非課税で受け取るために設定しておく価値があります。

現在の投資内容だけを見るなら必須ではありませんが、今後の投資の幅を広げたい場合には、早めに設定状況を確認しておくと安心です。

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