日経225オプション取引では、プットの売り建玉を決済した際に、単純な売買差額だけを見ていると実際の口座表示との違いに戸惑うことがあります。特に追証が発生した場合や強制決済になった場合は、証拠金画面に表示される「OPプレミアム受渡代金」などの項目が気になる方も多いでしょう。
この記事では、プット売りを反対売買した場合の損失計算方法と、オプション取引で表示されるプレミアム受渡代金の考え方について、具体例を使って分かりやすく解説します。
プット売りの損失は基本的に買戻し価格との差額で決まる
オプション取引でプットを売った場合、投資家は最初にプレミアムを受け取ります。その後、反対売買で決済する場合は、売った価格と買い戻した価格の差額が基本的な損益になります。
例えば、日経225オプションのプットを17円で1枚売却し、その後43円で買い戻した場合、プレミアム差額は26円になります。
日経225オプションでは1ポイントあたり1,000円で計算するため、1枚の場合は「26円×1,000円=26,000円」が基本的な損失額になります。
具体例:42,000円プットを17円売り43円で決済した場合
今回のケースを整理すると、以下のような取引になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売却時プレミアム | 17円 |
| 買戻し価格 | 43円 |
| 差額 | 26円 |
| 損失額 | 26円×1,000円=26,000円 |
そのため、通常の反対売買による損益だけを見る場合、売買手数料を除けば約26,000円の損失という計算になります。
ただし、実際の証券口座画面では、この金額とは別にプレミアムの受渡処理や証拠金への反映が表示されるため、数字が大きく見える場合があります。
OPプレミアム受渡代金とは何を意味するのか
「OPプレミアム受渡代金」は、オプション取引で発生するプレミアムの受け払いを表す項目です。
オプションを売った時点ではプレミアムを受け取ります。しかし、反対売買で買い戻す場合は、その時点のプレミアムを支払うことになります。この受け払いの処理が口座上では「OPプレミアム受渡代金」として表示されます。
つまり、この項目は別途発生した追加損失という意味ではなく、オプションプレミアムの決済金額を表示しているものです。最終的な損益は、売却時に受け取ったプレミアムと決済時に支払ったプレミアムとの差額で判断します。
証拠金とオプション損益は別々に考える必要がある
オプション売りでは、損益だけではなく証拠金の増減も重要になります。特に相場が急変すると、必要証拠金が増加して追証が発生することがあります。
追証が発生した場合、証拠金を追加できなければ建玉が強制決済されることがあります。この場合も、決済による損益と、証拠金から差し引かれる表示は別の仕組みです。
例えば、26,000円の損失で決済された場合でも、決済前に預けていた証拠金が戻る、または不足分に充当されるため、口座残高の変化だけを見ると損失額が分かりにくく感じることがあります。
オプション売りで注意したい追証発生のリスク
プット売りは、相場が安定している時にはプレミアム収入を得やすい一方、急激な下落局面では大きなリスクがあります。
売り手は受け取ったプレミアム以上の損失を負う可能性があるため、相場急落時には必要証拠金が大きく増えることがあります。
例えば、満期まで保有する予定だったプット売りでも、相場急落によってプレミアム価格が急上昇すると、含み損が拡大し追証になる可能性があります。
まとめ:プット売りの損失はプレミアム差額で計算しOPプレミアム受渡代金とは分けて考える
SBI証券のオプション取引でプット売りを反対売買した場合、基本的な損失額は「売ったプレミアムと買い戻したプレミアムの差額」で計算します。
17円で売ったプットを43円で買い戻した場合は、差額26円×1,000円で約26,000円が基本的な損失額になります。
一方、「OPプレミアム受渡代金」はオプションプレミアムの受け払いを表示する項目であり、別途追加された損失ではありません。オプション取引では、損益・証拠金・受渡金額を分けて確認することで、口座表示を正しく理解できます。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


コメント