「準富裕層なんて日本全体の10%もいないと思っていたのに、SNSを見ると億万長者がたくさんいるように見える…」と感じたことがある人は少なくありません。
特に投資系SNSや資産形成コミュニティでは、数千万円〜数億円規模の資産を持つ人が珍しくないように見えることがあります。
しかし、実際の統計とネット上の見え方には大きな差があります。
この記事では、日本の資産階層の割合や、なぜSNSでは富裕層が多く見えるのかについて整理します。
そもそも「準富裕層」とは?
日本では金融機関などが資産階層を分類する際、純金融資産を基準にすることがあります。
一般的には次のような区分が使われます。
| 階層 | 純金融資産 |
|---|---|
| 超富裕層 | 5億円以上 |
| 富裕層 | 1億円以上5億円未満 |
| 準富裕層 | 5,000万円以上1億円未満 |
| アッパーマス層 | 3,000万円以上5,000万円未満 |
| マス層 | 3,000万円未満 |
ここでいう純金融資産とは、預貯金・株式・投資信託などから負債を差し引いたものです。
不動産そのものは含まれないケースもあります。
実際には億万長者も一定数存在する
「1億円以上なんてほんの一握り」と思われがちですが、日本全体で見ると富裕層は意外と多く存在します。
もちろん割合で見ると少数派ですが、日本は人口が多いため、数としてはかなりの人数になります。
例えば、1%でも100万人規模になります。
そのため、
- 経営者
- 医師
- 地主
- 投資家
- 共働き高所得世帯
などを含めると、「億単位の資産を持つ人」は想像以上に存在しています。
特に相続資産や不動産を含めると、本人が“普通の感覚”でも資産家というケースは珍しくありません。
SNSでは富裕層が実際以上に多く見える理由
SNSや投資掲示板では、富裕層や高資産層が目立ちやすい傾向があります。
これは「投稿する人の偏り」があるためです。
例えば、
- 投資に強い関心がある
- 資産報告をしたい
- 成功体験を共有したい
- 自己表現したい
という人ほど発信を積極的に行います。
逆に、資産形成途中の人や投資をしていない人は、あまり投稿しないことも多いです。
その結果、タイムライン上では「みんなお金持ち」に見えやすくなります。
投資界隈は一般社会より資産水準が高くなりやすい
投資コミュニティでは、一般平均より金融資産が多い人が集まりやすい傾向があります。
なぜなら、投資を続けるには、
- 余剰資金
- 金融知識
- 長期視点
などが必要になるからです。
また、近年は新NISAや株高の影響で、長期間積み立てを続けてきた人の資産が大きく増えたケースもあります。
特に30代〜40代で、
- 共働き
- 持ち家なし
- インデックス投資継続
などの条件が重なると、数千万円規模に到達する人も珍しくありません。
「普通」の感覚は所属コミュニティで変わる
人は自分の周囲を基準に物事を考えやすい傾向があります。
そのため、投資コミュニティや高所得職場にいると、「数千万円持っていて普通」という感覚になりやすくなります。
一方で、日本全体で見ると、金融資産ゼロ世帯や貯蓄100万円未満の世帯も少なくありません。
つまり、
- SNSの世界
- 投資界隈
- 日本全体の中央値
は、かなり別の世界として考えた方が実態に近いです。
ネット上で“普通”に見える資産額が、現実全体でも普通とは限りません。
まとめ
準富裕層や億万長者は、日本全体で見ると少数派ではありますが、人口規模が大きいため実数としてはかなり存在しています。
また、投資系SNSや資産形成コミュニティでは、高資産層ほど発信しやすいため、実際以上に「お金持ちだらけ」に見えやすい傾向があります。
さらに、投資界隈は一般社会より資産水準が高い人が集まりやすく、周囲との比較で感覚がズレることもあります。
そのため、SNSの見え方だけで焦るのではなく、日本全体の統計や自分自身の生活状況を基準に考えることが大切です。
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