オール・カントリー(オルカン)に投資している人や、これから新NISAで購入を考えている人の中には、「年利8%で資産が増えるのではないか」と考える方もいます。
しかし、オルカンの平均リターンは毎年8%になるという意味ではありません。株式市場は年によって大きく上昇することもあれば、大きく下落することもあります。この記事では、オルカンのリターンの考え方や、年利8%という数字がどこから出てくるのかについて解説します。
オルカンとはどのような投資商品なのか
オルカンとは、世界中の株式市場に幅広く投資するインデックス型の投資信託です。日本、米国、欧州、新興国など世界各国の企業へ分散投資できるため、1つの商品で世界経済の成長を取り込める点が特徴です。
代表的な商品として、全世界株式に連動する投資信託があり、新NISAのつみたて投資枠や成長投資枠でも多くの投資家に利用されています。
ただし、オルカンは元本保証の商品ではありません。株式市場全体に投資するため、短期間では大きく価格が変動する可能性があります。
年利8%という数字はどこから出てくるのか
「年利8%」という数字は、主に過去の世界株式市場の長期的な成長率を参考にした期待値として語られることがあります。
例えば、世界経済の成長や企業利益の拡大によって、株式市場は長期的には上昇してきました。そのため、過去のデータをもとに「長期間保有すれば年平均で数%から8%程度のリターンが期待できる」という考え方があります。
しかし、この数字は将来の利益を保証するものではありません。過去に年平均8%だったとしても、今後も同じ結果になるとは限りません。
オルカンは毎年8%ずつ増えるわけではない
投資初心者が注意したい点は、「平均リターン」と「毎年の利回り」は違うということです。
例えば、ある年に株価が20%上昇し、翌年に10%下落することもあります。このように株式市場では毎年一定の割合で増えるわけではなく、上下を繰り返しながら長期的な成長を目指します。
具体例として、100万円を投資した場合、1年目に20%増えて120万円になったとしても、翌年に10%下落すれば108万円になります。このように短期間では年利8%というイメージとは異なる動きをすることがあります。
過去の世界株式のリターンを見るときの注意点
世界株式は長期的に成長してきましたが、途中には大きな下落局面もありました。
リーマンショックのような金融危機や、新型コロナウイルスによる市場混乱などでは、株価が大幅に下落した時期があります。そのような局面では、一時的に大きな含み損を抱える可能性があります。
一方で、下落後に市場が回復し、その後の長期的な成長につながったケースもあります。そのため、オルカン投資では短期の値動きよりも、長期的に保有できるかどうかが重要になります。
オルカンの将来リターンを考えるポイント
将来のオルカンのリターンを正確に予測することはできません。投資環境は、世界経済の成長率、金利、企業利益、人口動態など多くの要素によって変化します。
そのため、資産形成を考える際は「必ず年利8%で増える」と考えるのではなく、「長期的な成長が期待できる資産に分散投資する」という考え方が重要です。
例えば、20年や30年という長期間で投資を続ける場合、短期的な暴落があっても時間をかけて回復を待てる可能性があります。しかし、数年以内に使う予定のお金を株式投資に回す場合は注意が必要です。
年利8%で運用した場合の資産シミュレーション
年利8%という仮定で考えると、複利効果によって資産は大きく成長する可能性があります。
例えば100万円を年利8%で30年間運用した場合、単純計算では約10倍以上になる計算になります。ただし、これは毎年8%で安定して増えるという前提のシミュレーションであり、実際の市場では途中の値動きがあります。
現実の投資では、利益だけを見るのではなく、大きな下落時にも投資を続けられる資金管理や精神的な準備が大切です。
まとめ|オルカンの年利8%は目安であり保証ではない
オルカンが年利8%の平均リターンになるかという点については、過去の世界株式の成長を参考にした期待値として語られることはありますが、将来の結果を保証するものではありません。
株式市場は毎年一定に増えるものではなく、大きな上昇や下落を経験しながら長期的な成長を目指します。
オルカンへ投資する場合は、「年利8%で必ず増える」と考えるのではなく、世界経済の成長に長期間投資する商品として理解し、自分の投資期間やリスク許容度に合わせて運用することが大切です。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


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