楽天証券でスマートフォンにはパスキーを設定できているのに、パソコンからログインしようとするとQRコードが表示されず、「セキュリティキーをUSBポートに挿入してください」といった画面が出ることがあります。
この症状は故障とは限りません。楽天証券の公式案内では、スマートフォンに保存したパスキーを使ってPCからQRコード認証する場合、パソコン側にもBluetooth機能が必要とされています。Bluetooth非対応PCでは、通常のスマホ連携によるQRコード方式をそのまま利用できない場合があります。[楽天証券・パスキー操作ガイド参照]
ただし、2026年5月31日以降は楽天証券がPC自体へのパスキー保存にも対応しており、Bluetoothを搭載していないパソコンでも別の方法でパスキーログインできるようになっています。ここではUSBを要求される理由と、現在利用できる対処法を整理します。
- QRコードが出ずUSBセキュリティキーを求められる原因
- なぜQRコード認証なのにBluetoothが必要なのか
- 2026年5月31日からBluetoothなしPCでもパスキーを直接保存できる
- BluetoothなしPCでパスキーを追加する基本的な流れ
- Windows PCならWindows HelloのPINでもパスキーを使える場合がある
- Android+ChromeならBluetoothなしでもスマホのパスキーを利用できる可能性がある
- iSPEEDでパスキーが使えることとPCで使えることは別
- USB Bluetoothアダプターを付ける方法もある
- パスキーが使えないときはログインID・パスワード+追加認証も用意されている
- まとめ|BluetoothなしPCならQRコード方式ではなくPC用パスキー追加が有力
QRコードが出ずUSBセキュリティキーを求められる原因
PCからスマートフォンのパスキーを利用する一般的な流れでは、楽天証券のログイン画面で「パスキーでログイン」を選び、その後「iPhone、iPad、またはAndroidデバイス」を選択するとPC画面にQRコードが表示されます。スマートフォンのカメラでそのQRコードを読み取り、スマホ側の生体認証などを行います。
しかし、このPCとスマートフォンの連携ではBluetoothが利用されます。楽天証券も「BluetoothがONになっているか確認してください。パソコンからログインする際に必要です」と明記しています。
楽天証券によると、パスキーの設定時に「セキュリティキーのセットアップ」と表示される場合はBluetooth非対応PCと判断でき、従来のスマートフォン連携方式を利用するにはBluetoothアダプターなどの外付け機器が必要になります。[楽天証券公式ガイド参照]
なぜQRコード認証なのにBluetoothが必要なのか
「スマホでQRコードを読むだけならBluetoothは不要なのでは」と感じるかもしれません。しかしパスキーのクロスデバイス認証では、QRコードを読み取るだけで本人確認が完了するわけではありません。
QRコードによってPCとスマートフォンの認証セッションを開始した後、近くにある端末同士であることを確認するためBluetooth通信が利用されます。そのため、スマートフォン側だけBluetoothに対応していても、PC側にBluetooth機能がなければスマホ保存のパスキーを使う方式が正常に進まないことがあります。
USBポートを求める画面は「スマホをUSB接続してください」という意味ではなく、FIDO対応の物理セキュリティキーを使う認証方法が候補として表示されているケースがあります。スマートフォンを普通のUSBケーブルでつないでも、それだけでスマホのパスキー認証に切り替わるわけではありません。
2026年5月31日からBluetoothなしPCでもパスキーを直接保存できる
楽天証券は2026年5月31日からパスキー機能を拡張し、スマートフォンだけでなくパソコン自体にもパスキーを直接作成・保存できるようにしています。公式発表でも、これにより「Bluetooth非搭載パソコン」でもパスキー認証を利用できると案内されています。[楽天証券・2026年5月29日のお知らせ参照]
つまり、スマートフォンにある既存のパスキーをQRコード経由で毎回使うことにこだわらず、PC用のパスキーを楽天証券へ追加登録する方法があります。
楽天証券では現在、パスキーを最大10個まで作成できると案内しています。そのため、スマートフォン用パスキーを残したまま、自宅PC用のパスキーを追加する運用も可能です。[楽天証券・パスキー認証参照]
BluetoothなしPCでパスキーを追加する基本的な流れ
Bluetooth非対応PCの場合は、まず楽天証券へ一時的に従来方式でログインし、そのPCに新しいパスキーを追加する方法が公式ガイドで案内されています。
楽天証券のFAQでは、「セキュリティキーをUSBポートに挿入します」「セキュリティキーのセットアップ」と表示されてPCからログインできない場合、いったん画面をキャンセルし、自動音声ダイヤルを利用して一時的にログインID・パスワードでログインできる状態にした後、PCへパスキーを追加する手順が案内されています。利用可能時間は一時的なものなので、表示された公式案内に従って操作します。[楽天証券・Bluetooth非対応PCの対処法参照]
PCへのパスキー作成後は、次回から楽天証券のログイン画面で「パスキーでログイン」を選び、そのPCのWindows Helloなど、端末側で利用できるPIN・顔認証・指紋認証等によって認証します。
Windows PCならWindows HelloのPINでもパスキーを使える場合がある
「パスキー=指紋認証や顔認証が必須」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。パスキーは端末に用意された認証機能を利用するため、対応PCではWindows HelloのPINなどで本人確認できる場合があります。
例えば顔認証カメラも指紋センサーもないデスクトップPCでも、対応するOS・ブラウザ環境でWindows HelloのPINが設定されていれば、PCに保存したパスキーを利用できる可能性があります。
ただし、OSやブラウザが楽天証券の推奨環境を満たしている必要があります。古いWindowsやブラウザではパスキー作成自体が利用できない場合があるため、楽天証券の最新の推奨環境も確認してください。
Android+ChromeならBluetoothなしでもスマホのパスキーを利用できる可能性がある
Androidスマートフォンを利用している場合には、別の選択肢もあります。楽天証券は、Androidで作成したパスキーをGoogleパスワードマネージャーへ保存し、PCのChromeを同じGoogleアカウントで利用することで、Bluetooth非対応PCからもパスキーログインできる可能性があると案内しています。
具体的には、Android側でGoogleパスワードマネージャーにパスキーを保存し、PCのデフォルトブラウザをChromeにして、スマートフォンと同じGoogleアカウントでChromeへログインする方法です。同期されたパスキーをPC側で利用できれば、スマートフォンとのQRコード通信そのものを使わずに済みます。[楽天証券公式ガイド参照]
ただし、端末、Googleアカウント、Chromeの設定によって利用可否が変わります。確実性を重視するなら、楽天証券が案内するPCへのパスキー直接追加が分かりやすい方法です。
iSPEEDでパスキーが使えることとPCで使えることは別
スマートフォンのiSPEEDへパスキーでログインできていれば、楽天証券口座側へのパスキー設定自体はできています。しかし、それだけでBluetooth非対応PCから同じパスキーを利用できるとは限りません。
iSPEEDの場合、スマートフォン本体に保存されているパスキーを同じスマートフォン内で認証するため、PCとの無線通信は必要ありません。一方、PCからスマートフォン内のパスキーを呼び出すクロスデバイス認証ではPCとスマホの連携が必要になります。
そのため「スマホでは入れるのにPCではUSBを要求される」という状況は矛盾ではありません。スマホのパスキーは正常でも、PC側にBluetoothがないためスマホとのクロスデバイス認証が成立していないと考えると分かりやすいでしょう。
USB Bluetoothアダプターを付ける方法もある
既存のスマートフォンパスキーをPCからQRコードで利用したい場合は、PCへBluetoothアダプターを追加する方法もあります。楽天証券もBluetooth非対応PCについて、Bluetoothアダプターなどの外付け機器が必要になる場合があると案内しています。
USB Bluetoothアダプターを接続し、Windows上でBluetoothが正常に認識されてONになれば、ブラウザから「iPhone、iPad、またはAndroidデバイス」を選択した際にQRコード方式を利用できる可能性があります。
ただし、2026年現在はPC自体へパスキーを保存できるため、楽天証券へのログインだけが目的ならBluetoothアダプターを購入しなくても解決できるケースがあります。まずPC用パスキーを追加できるか確認するのがよいでしょう。
パスキーが使えないときはログインID・パスワード+追加認証も用意されている
楽天証券ではセキュリティ強化のためパスキー認証を段階的に必須化していますが、パスキーを利用できない環境への対応も案内されています。公式セキュリティページでは、スマートフォンを持っていないなどパスキーを利用できない場合に、ログインID・パスワードとログイン追加認証を利用する方法が示されています。[楽天証券・セキュリティ参照]
また2026年6月以降のパスキー必須化は利用者ごとに順次行われており、時期は個別に案内されています。ログイン不能になった場合には、非公式な回避方法を試すより楽天証券公式のログイン復旧手順や問い合わせ窓口を利用するほうが安全です。
証券口座ではフィッシング被害も問題になっているため、検索広告などからログインページへ入るのではなく、楽天証券公式サイトや公式アプリから操作することも重要です。
まとめ|BluetoothなしPCならQRコード方式ではなくPC用パスキー追加が有力
楽天証券でPCからパスキーログインしようとした際、QRコードが出ず「USBポートにセキュリティキーを挿入」と表示される場合、PCがBluetoothに対応していないことが主な原因として考えられます。楽天証券も、スマートフォンのパスキーをPCから利用する際にはBluetoothが必要と案内しています。
2026年5月31日以降はBluetooth非搭載PCでも、そのPC自体に新しいパスキーを追加してログインできるようになっています。そのため、スマホのiSPEEDで使用中のパスキーはそのまま残し、PC用パスキーを追加する方法が最も分かりやすい解決策です。
既存のスマートフォンパスキーをQRコード方式で使いたいならBluetoothアダプターを追加する方法があり、AndroidとChromeの組み合わせではGoogleパスワードマネージャーを通じて利用できる可能性もあります。まず楽天証券公式ガイドの「Bluetooth非対応PC」の手順に従い、一時ログイン後にPC用パスキーを追加できるか確認するとよいでしょう。
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