株の寄り付きで5500円で買いたい時は成行と指値どちらが有利?約定ルールを分かりやすく解説

株式

決算発表後に好材料が出て、翌日の株価上昇が予想される場面では「成行注文と指値注文のどちらが約定しやすいのか」と悩む人は少なくありません。特に寄り付き前の板状況では、注文の優先順位を理解していないと「買えると思ったのに買えなかった」ということもあります。

株式市場では単純に高い価格を提示した人が必ず優先されるわけではなく、注文方法によって優先順位が決まっています。

この記事では、寄り付き時の成行注文と指値注文の仕組みや、どちらが約定しやすいのかを具体例を交えて解説します。

寄り付き前の注文には優先順位がある

株式市場では注文が成立する際に優先順位があります。

基本的には以下の順番で処理されます。

優先順位 注文種類
1位 成行注文
2位 価格の有利な指値
3位 同価格なら時間順

つまり同じ価格帯なら、一般的に成行注文の方が優先されます。

今回のケースを具体例で考える

例えば次のような状況を考えます。

  • 前日終値:5000円
  • 決算発表:好材料
  • 翌日予想寄り付き:5500円

ここで「5500円で買いたい」と考えた場合、次の2つの注文方法があります。

①5500円指値買い

②成行買い

仮に寄り付き時点で大量の買い注文が入り、売り注文が少ない場合、成行注文が優先的に処理されます。

そのため5500円指値より成行注文の方が約定しやすい傾向があります。

ただし成行にはリスクもある

約定しやすさだけで言えば成行が有利ですが、問題は価格です。

例えば朝の気配値がどんどん上がった場合を考えます。

寄り付き前は5500円予想だったとしても、実際には5700円、5800円まで買いが集まり、その価格で寄ることもあります。

その場合、成行注文では予想以上の価格で買う可能性があります。

「必ず買える可能性は高いが、いくらになるか分からない」のが成行注文です。

5500円指値注文のメリット

指値注文は「この価格までしか買わない」という意思表示です。

今回なら5500円指値の場合、5500円以下なら買いますが、それ以上なら買いません。

例えば寄り付きが5600円だった場合は約定しません。

その代わり、高値づかみを避けられる可能性があります。

初心者が迷った時に考えたいポイント

どちらが正解かは目的によって変わります。

目的 向いている注文方法
とにかく買いたい 成行注文
価格を優先したい 指値注文
高値づかみを避けたい 指値注文
約定率を重視したい 成行注文

短期売買では約定率を重視する人もいますが、中長期投資では価格管理を重視する人も多くいます。

まとめ

今回のように前日5000円、翌日5500円付近で寄ると予想される場面では、約定しやすさだけを考えると一般的には成行注文の方が有利です。

ただし成行注文は価格が予想以上に上昇しても買ってしまう可能性があります。

一方で5500円指値は約定しない可能性がありますが、購入価格をコントロールできます。

株式取引では「約定するか」と「いくらで買うか」は別問題として考えることが大切です。

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