NISAを銀行で始めたものの、「個別株も買いたい」「投資信託の種類が少ない」と感じ、証券会社への変更を考える人は少なくありません。しかし、すでに積立を続けている場合、「口座変更すると今までの積立が無駄になるのでは?」「複利効果がリセットされる?」と不安になることもあります。この記事では、銀行NISAから証券会社へ変更する際に知っておきたいポイントをわかりやすく整理します。
NISA口座は複数持てない
NISA口座は、1人につき1金融機関のみ開設可能です。
そのため、現在銀行でNISA口座を利用している場合、新たに証券会社でNISAを始めるには金融機関変更の手続きが必要になります。
ただし、「今まで積み立てた資産が消える」というわけではありません。
現在保有している投資信託は、そのまま銀行側で保有し続けることができます。
積立実績や複利はリセットされるの?
よく誤解されますが、金融機関を変更しても、これまで運用してきた資産そのものがリセットされるわけではありません。
例えば、2020年から積立を続けていて評価額が増えている場合、その運用益や保有口数は維持されます。
| 変更前 | 変更後 |
|---|---|
| 銀行で保有中の投資信託 | そのまま保有継続 |
| 今後の新規積立 | 証券会社で実施 |
つまり、「過去の積立がゼロからやり直しになる」という心配は基本的に不要です。
複利効果も、既存資産を保有し続ける限り継続します。
銀行NISAと証券会社NISAの違い
銀行と証券会社では、取り扱い商品や使い勝手にかなり差があります。
| 項目 | 銀行 | 証券会社 |
|---|---|---|
| 投資信託の種類 | 少なめ | 非常に多い |
| 個別株 | 基本不可 | 購入可能 |
| 手数料 | 高めの場合あり | 低コストが多い |
| 操作性 | シンプル | 高機能 |
特に、「個別株もやってみたい」「ETFにも興味がある」という場合は、証券会社の方が選択肢は圧倒的に広いです。
変更時に注意したいポイント
NISA口座の金融機関変更は、いつでも自由にできるわけではありません。
基本的には年単位での変更となり、その年にすでにNISA枠を使っていると、変更できるタイミングに制限があります。
また、銀行で保有している商品を、そのまま証券会社へNISA扱いで移管することは原則できません。
つまり、銀行側のNISA商品はそのまま保有し、新しい積立や個別株購入を証券会社で始めるイメージになります。
銀行のまま続けた方がいい人もいる
一方で、必ずしも全員が証券会社へ変更した方が良いわけではありません。
例えば以下のような人は、銀行NISAでも十分なケースがあります。
- インデックス投資だけを長期で続けたい
- 投資商品を増やしたくない
- 操作がシンプルな方が安心
- 個別株に興味が薄い
逆に、「投資をもっと勉強したい」「商品選択肢を増やしたい」という人は、証券会社へ移るメリットが大きくなります。
まとめ
銀行NISAから証券会社へ変更しても、これまで積み立ててきた資産や複利効果が消えるわけではありません。
現在保有している投資信託はそのまま維持でき、新しい積立や個別株投資を証券会社側で始める形になります。
ただし、NISA口座は1人1口座のため、金融機関変更には手続きやタイミングの制限があります。
「個別株をやりたい」「商品数を増やしたい」という場合は証券会社のメリットが大きく、一方でシンプルに積立投資だけ続けたいなら銀行でも問題ありません。自分が今後どんな投資をしたいのかで判断するのがポイントです。
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