楽天グループの株主優待を見ると、「楽天モバイルの音声+データ30GB/月プランを無料で利用できる」と書かれているため、すでに楽天モバイルを契約している人しか優待を受けられないように感じることがあります。
しかし、2026年に実施された第29期株主優待では、もともと楽天モバイルを契約していることは株主優待の取得条件ではありません。対象となる株主が優待専用サイトから申し込むことで、株主優待用の「楽天モバイル」回線を利用する仕組みです。
つまり、「楽天モバイルを通常契約しないと株主優待がもらえない」という意味ではありません。一方で、優待そのものが楽天モバイル回線の無料提供なので、優待を実際に使うには楽天モバイル回線を利用する形になります。ここを区別すると非常に分かりやすくなります。
- 楽天グループの第29期株主優待は「楽天モバイル回線の無料提供」
- 現在楽天モバイルを契約していなくても申し込める
- 今使っているスマホ回線を楽天モバイルへ乗り換える必要もない
- 株主優待をもらうための基本条件は100株以上の保有
- 6か月無料と1年間無料では条件が違う
- 一度全部売却して買い戻す場合にも注意
- 楽天会員登録は必要だが楽天モバイルの通常契約とは別
- 株主優待回線は通常の楽天モバイル契約と同じものではない
- 株主以外の家族にそのまま渡すことはできない
- 第29期の申込期間はすでに終了している
- 楽天株を100株買えば必ず毎年楽天モバイルが無料になるわけではない
- 具体例で整理すると分かりやすい
- まとめ:楽天モバイル契約は事前に不要だが、優待そのものが楽天モバイル回線
楽天グループの第29期株主優待は「楽天モバイル回線の無料提供」
楽天グループが2025年12月末時点の株主を対象として実施した第29期株主優待は、楽天市場のポイントや商品券ではなく、「楽天モバイル」の音声+データ30GB/月プランを6か月間無料で利用できるという内容です。
さらに所定の継続要件を満たした場合には、追加で6か月間無料となり、合計で最大1年間利用できます。楽天グループ公式サイトにもこの内容が明記されています。[参照:楽天グループ 株主優待制度]
そのため「楽天モバイルにしないと優待がもらえない」というより、正確には「優待としてもらえるもの自体が、楽天モバイルの特別回線」ということです。
現在楽天モバイルを契約していなくても申し込める
第29期株主優待では、現在楽天モバイルを契約していることは対象株主になる条件には含まれていません。2025年12月末時点の株主名簿に記載された100株以上の株主が対象です。
公式FAQでも、新規利用者について「新たなSIM電話番号で利用を申込みいただく場合」の手続きが案内されています。つまり既存の楽天モバイル利用者だけを対象にした制度ではなく、株主優待をきっかけに初めて楽天モバイル回線を利用することも想定されています。[参照:楽天グループ株主優待 よくあるご質問]
例えば現在ドコモ、au、ソフトバンク、ahamo、povoなど別の通信会社を利用している人でも、条件を満たす株主であれば株主優待用回線を申し込めます。
今使っているスマホ回線を楽天モバイルへ乗り換える必要もない
「優待を使うには、今使っているメイン回線を楽天モバイルに変更しなければならないのか」と心配する人もいるでしょう。しかし、必ずしも現在利用中の携帯電話回線を解約して楽天モバイルへ一本化する必要はありません。
第29期株主優待の新規利用では、新しい電話番号を持つ株主優待用SIMまたはeSIMを利用する形が用意されています。そのため、現在使っているメイン回線を残したまま、対応端末で楽天モバイルの株主優待回線を追加することも考えられます。
例えばデュアルSIM対応スマートフォンなら、メイン回線は他社のまま維持し、2回線目として株主優待の楽天モバイル回線を設定するといった使い方ができます。ただし、実際に同時利用できるSIMの種類や枚数は端末ごとに異なるため、メーカーの仕様確認が必要です。
株主優待をもらうための基本条件は100株以上の保有
第29期株主優待の対象となったのは、2025年12月末時点の株主名簿に記載された100株、つまり1単元以上を保有する株主です。
2025年12月末の株主名簿に記載されるためには、2025年12月26日の権利付最終日の取引終了時点で株式を保有している必要がありました。[参照:楽天グループ 第29期株主優待制度に関するお知らせ]
重要なのは、100株以上持っていれば自動的にSIMが送られてくるわけではない点です。優待を利用するには、株主優待専用サイトで所定の申込みを行い、本人確認などの手続きを完了する必要があります。
6か月無料と1年間無料では条件が違う
第29期の基本優待は、楽天モバイルの音声+データ30GB/月プランを6か月間無料で利用できるというものです。
さらに追加の6か月無料を受けるには、2025年12月末日と2026年6月末日時点の両方で、同一株主番号のまま100株以上保有している必要があります。条件を満たせば合計12か月間無料となります。[参照:楽天グループ 株主優待制度]
例えば2025年12月末に100株を保有して優待の権利を取得した後、2026年1月に全株を売却した場合でも基本の6か月優待は利用できますが、追加6か月の継続特典は受けられません。
一度全部売却して買い戻す場合にも注意
継続特典では単に2026年6月末に100株持っていればよいわけではありません。同一株主番号であることも条件です。
例えば2025年12月末に100株を持っていた人が、2026年1月に100株をすべて売却し、その後2月に100株買い戻した場合、株主番号が変更されることがあります。楽天グループの公式FAQでは、このケースでは継続要件を満たさず、利用期間は通常の6か月になると明記されています。[参照:楽天グループ株主優待 よくあるご質問]
一方、500株持っている人が100株だけ売却し、400株を継続保有しているようなケースでは、株主番号が変わらず100株以上を維持していれば継続要件を満たせます。
楽天会員登録は必要だが楽天モバイルの通常契約とは別
株主優待専用サイトから申し込む際には楽天IDが必要です。ただし、楽天IDを持っていることと楽天モバイルを契約していることは別の話です。
公式FAQによると、楽天会員ではない株主でも、申込み時に無料で楽天会員へ新規登録することで株主優待を申し込めます。[参照:楽天グループ株主優待 よくあるご質問]
つまり必要なのは、株主優待を申し込むための楽天IDと本人確認などの手続きであり、先に通常の「Rakuten最強プラン」などを自費で契約しておく必要があるわけではありません。
株主優待回線は通常の楽天モバイル契約と同じものではない
株主優待で提供される回線は、一般向けに販売されている楽天モバイルの通常プランを単純に無料化したものと完全に同じではありません。株主向けに設けられた特別優待回線です。
第29期では国内データ通信が月30GBまで利用でき、音声通話にも対応しています。一方で利用条件やサービス内容には株主優待独自のルールがあります。
例えば優待期間が終了すると、公式FAQでは自動的に解約となり、株主側による解約手続きは不要と案内されています。つまり優待終了後、自動的に一般向け有料プランへ移行して料金請求が始まる仕組みではありません。[参照:楽天グループ株主優待 よくあるご質問]
株主以外の家族にそのまま渡すことはできない
「自分は楽天モバイルを使わないので、家族に優待SIMを渡したい」と考える場合にも注意が必要です。
楽天グループの公式FAQでは、株主優待の利用は株主名簿に登録された株主本人に限定されており、本人確認も実施されます。また、優待SIMの譲渡・売却・換金は禁止されています。[参照:楽天グループ株主優待 よくあるご質問]
したがって、「自分は使わないから家族や友人へSIMをそのままプレゼントする」という利用方法はできません。
第29期の申込期間はすでに終了している
2026年8月時点で注意したいのが、第29期株主優待の新規申込みはすでに終了している点です。
第29期の申込期間は2026年3月11日から5月15日16時59分まででした。現在株式を購入しても、第29期優待へさかのぼって申し込むことはできません。[参照:楽天グループ 株主優待制度]
また、楽天グループは公式FAQで、株主優待の内容について毎年利用状況や意見などを踏まえて検討するとしています。したがって、次回もまったく同じ「楽天モバイル30GB無料」が提供されると保証されているわけではありません。
楽天株を100株買えば必ず毎年楽天モバイルが無料になるわけではない
株主優待目的で楽天グループ株を購入する場合には、ここも重要です。現在の優待内容が魅力的だからといって、将来も同じ制度が続く保証はありません。
企業の株主優待は法律上永久に維持しなければならない制度ではなく、会社の経営方針によって変更・縮小・廃止される可能性があります。楽天グループ自身も、優待内容は毎年検討すると説明しています。
そのため株式を購入する場合には、無料回線の価値だけではなく、楽天グループの業績、財務状態、株価変動、配当方針なども含めて判断することが重要です。
具体例で整理すると分かりやすい
例えば現在ドコモを利用している人が、対象基準日に楽天グループ株を100株保有していたとします。この人はドコモを解約しなくても株主優待を申し込むことができます。
デュアルSIM対応端末であれば、ドコモをメイン回線として残し、楽天グループ株主優待の楽天モバイル回線を2回線目として利用する方法もあります。
反対に「楽天モバイルは一切利用したくない」という場合には、今回の株主優待から得られる実質的なメリットはほぼありません。第29期の優待内容そのものが楽天モバイル回線だからです。
まとめ:楽天モバイル契約は事前に不要だが、優待そのものが楽天モバイル回線
楽天グループの第29期株主優待については、すでに楽天モバイルを契約していないと優待を受けられない、という制度ではありません。対象となる株主であれば、他社の携帯電話を利用していても優待へ申し込むことができます。
ただし、優待でもらえるのは楽天ポイントや現金ではなく、楽天モバイルの音声+データ30GB/月の株主優待回線です。そのため優待を活用するのであれば、結果として楽天モバイル回線を利用することになります。
第29期では2025年12月末時点で100株以上保有していた株主が対象となり、基本は6か月無料、継続要件を満たすと追加6か月で最大1年間無料となりました。
つまり最も簡単に整理すると、「楽天モバイルの既存契約は不要。ただし、もらえる優待自体が楽天モバイルの特別回線」という理解で問題ありません。株主優待を目的に今後株式を購入する場合には、対象となる基準日と次回優待の内容が正式発表されているかを楽天グループ公式サイトで確認することが大切です。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


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