株式取引ツール「HYPER SBI 2」では、指値注文が約定に近づくと通知音が鳴る機能があります。しかし、その音がどの指値注文に対して鳴っているのか分かりづらく、戸惑う方も多いでしょう。特に複数銘柄や複数の指値を出している場合、即座に対象を特定するのは困難です。本記事では、HYPER SBI 2の通知音の仕組みと、どの指値が該当しているのかを確認するための具体的な方法を詳しく解説します。
HYPER SBI 2の約定通知音とは
HYPER SBI 2では、指値注文が板の気配や実際の約定価格に近づくと「ピンポン」などのサウンドで通知してくれます。これは視覚に頼らずリアルタイムで注文状況を把握できる便利な機能です。
しかしこの音は、単に「約定に近づいた注文がある」というアラートであり、どの銘柄・注文かまでは明示してくれません。そのため、自動でどの注文かを音だけで判断することはできないのです。
どの指値注文に対して音が鳴ったのかを確認する方法
以下の手順で該当する指値注文を特定できます。
- 注文一覧タブの活用:注文画面にある「注文一覧」で、現在有効な指値注文とその板における位置を確認しましょう。
- 気配値・歩み値との比較:気配値と歩み値(ティッカー)を見て、価格が注文値に近づいた銘柄を特定することで判断できます。
- 価格到達通知(条件通知)の活用:「条件通知」設定を使えば、指定価格到達時に銘柄名つきでポップアップ通知が出るため、どの銘柄かが明確になります。
これらを併用することで、どの注文に対して音が鳴ったかを効率よく特定できます。
条件通知を活用してアラートを最適化する
HYPER SBI 2では、銘柄ごとに条件通知(アラート)を設定できます。これを活用することで、「●●銘柄の株価が××円に到達した」という形で明確なポップアップと音声通知を得ることができます。
設定方法は、ツールバーの「条件通知」>新規条件作成から、対象銘柄と価格、通知方法(音やポップアップ)を選択して保存するだけです。
複数注文を管理する際の工夫
複数銘柄を同時に取引する際は、「ウォッチリスト」や「注文パネル」をグループ化し、視認性を高めておくと混乱を防げます。また、銘柄ごとに通知音を変えることも可能です。
さらに、注文ごとにメモを添える(例:スイング用/スキャル用など)と、音が鳴った後の素早い判断につながります。
まとめ:音だけに頼らず視覚サポートを併用しよう
HYPER SBI 2の約定通知音は便利な反面、音だけでは対象の注文が特定できないという弱点もあります。しかし、注文一覧、気配値、条件通知などの視覚的サポートを併用すれば、どの注文に反応したかを把握するのは十分可能です。
トレード精度を上げるには「気づくこと」だけでなく「正確に判断すること」が重要です。音と目の両方を活用した情報把握力で、ストレスなく快適な取引環境を整えましょう。

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