「日経平均が直近1年で60%上昇した」と聞くと、「1年前にインデックス投資をしていれば60%増えたの?」と疑問に思う投資初心者の方は多いです。
結論からいうと、日経平均に連動するインデックス商品を1年前に購入していれば、概ねそれに近い値上がり益になっている可能性があります。ただし、“金利”という表現とは少し意味が違います。
この記事では、インデックス投資のリターンの考え方や、日経平均との関係、初心者が勘違いしやすいポイントを整理して解説します。
日経平均が60%上昇したら投資額も基本的には増える
例えば、1年前の日経平均が25,000円で、現在40,000円なら約60%上昇した計算になります。
この期間に日経平均に連動するインデックスファンドやETFを保有していた場合、運用成績もおおむねそれに近い上昇になります。
| 投資額 | 60%上昇後のイメージ |
|---|---|
| 10万円 | 約16万円 |
| 50万円 | 約80万円 |
| 100万円 | 約160万円 |
もちろん実際には、信託報酬やETFの誤差、配当などで多少の違いはあります。
ただし「金利」と「投資リターン」は別物
初心者が混同しやすいのですが、株式投資の利益は一般的に「金利」ではなく「リターン」や「利回り」と表現されます。
銀行預金の金利は、基本的に元本保証で一定割合の利息が付く仕組みです。
一方、インデックス投資は株価の変動によって資産が増減します。
つまり、60%増える年もあれば、逆に20%下がる年もあります。
インデックス投資は毎年60%増えるわけではない
ここは非常に重要です。
日経平均が大きく上昇した年だけを見ると、「株式投資はすごく儲かる」と感じます。
しかし実際の相場は常に上下しています。
| 年 | 例 |
|---|---|
| 好景気 | +30%〜+60% |
| 普通の年 | +5%〜+10% |
| 暴落時 | -20%〜-40% |
そのため、インデックス投資は「長期間で平均的な成長を狙う投資」と考えられています。
積立投資では“全額60%増”にならないこともある
もし1年前に100万円を一括投資していたなら、指数上昇に近い利益になりやすいです。
ただし、毎月積立していた場合は少し違います。
例えば毎月1万円ずつ積立していた場合、最初の1万円は1年間運用されますが、最後の1万円は1か月しか運用されません。
そのため、指数が60%上昇しても、自分の資産全体がきっちり60%増えるとは限りません。
日経平均とTOPIXでも動きは違う
「日本株インデックス」といっても種類があります。
- 日経平均株価
- TOPIX
- JPX日経400
日経平均は値がさ株の影響を受けやすく、半導体関連など特定銘柄の影響が強いことがあります。
そのため、「日本株インデックスに投資した=必ず日経平均と同じ動き」ではありません。
初心者が理解しておきたい“含み益”の考え方
仮に60%上昇していても、売却していなければ“含み益”です。
つまり、相場が下がれば利益が減ることもあります。
株式投資では、数字が増減するのは日常的です。
そのため、短期の値動きだけで一喜一憂しないことも大切です。
長期投資では「平均リターン」で考える人が多い
インデックス投資は、一般的に10年・20年単位で続ける人が多いです。
その理由は、短期では大きく上下しても、長期では経済成長に合わせて資産成長を期待する考え方だからです。
特に初心者の場合は、「今年60%増えたから来年も同じ」と考えすぎないことが重要です。
まとめ
日経平均が1年で60%上昇した場合、その指数に連動するインデックス商品を保有していれば、概ね近いリターンになっている可能性があります。
ただし、それは銀行預金のような“金利”ではなく、株価上昇による投資リターンです。
また、インデックス投資は毎年同じように増えるわけではなく、大きく下落する年もあります。
初心者のうちは、「短期でどれだけ増えるか」よりも、「長期でどう資産形成するか」という視点で考えると、投資の理解が深まりやすいでしょう。
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