オルカンに3000万円投資すると毎年いくら増える?年利3〜5%の意味と高配当株との違いを解説

資産運用、投資信託、NISA

投資信託の「オルカン(全世界株式)」は、初心者から経験者まで幅広い投資家に選ばれている人気商品です。中には「3000万円投資すれば、毎年3〜5%のリターンで90万〜150万円ずつ増えるのではないか」「高配当株よりオルカンだけで良いのではないか」と考える人もいます。この記事では、オルカンのリターンの考え方や、資産増加の仕組み、日本個別株の高配当投資との違いについて分かりやすく解説します。

オルカンで3000万円投資した場合の3〜5%リターンの意味

仮に3000万円の資産を運用して、年間平均リターンが3%だった場合、単純計算では年間90万円の利益になります。同じように5%なら年間150万円になります。

ただし、これは毎年必ず90万円や150万円増えるという意味ではありません。投資信託のリターンは毎年一定ではなく、上昇する年もあれば大きく下落する年もあります。

例えば、ある年に20%上昇して600万円増えることもあれば、翌年に15%下落して450万円減る可能性もあります。長期間の平均として見るのが「年平均リターン」という考え方です。

オルカンはローリスクローリターンの商品なのか

オルカンは世界中の株式に分散投資する商品ですが、元本保証の商品ではありません。そのため、預金などと比べればリスクは高い投資商品です。

一方で、1つの企業だけに投資する個別株と比べると、世界中の数多くの企業に投資するため、特定企業の倒産や業績悪化による影響は小さくなります。

例えば、ある企業の株価が大きく下落しても、オルカンでは他の国や企業の株式が含まれているため、資産全体への影響を抑えられる可能性があります。

3000万円をオルカンに投資した時の資産形成イメージ

長期投資では、利益を再投資する複利効果が重要になります。利益がさらに利益を生むことで、時間とともに資産成長の効果が大きくなる可能性があります。

例えば、3000万円を年利5%で20年間運用できた場合、単純計算では約7900万円になります。ただし、実際の市場では毎年5%ずつ増えるわけではなく、価格変動があります。

そのため、将来の資産額を考える時は「毎年いくら増えるか」よりも、「長期間保有した場合にどの程度の成長が期待できるか」という視点が重要になります。

日本個別株の高配当投資との違い

日本個別株の高配当投資は、株価上昇による利益だけでなく、定期的な配当金を受け取れる点が魅力です。配当利回り3〜4%程度の銘柄を選ぶ投資家もいます。

例えば、3000万円を配当利回り4%の株式に投資した場合、単純計算では年間120万円程度の配当収入になります。ただし、配当金には減配リスクや株価下落リスクがあります。

一方、オルカンでは配当金を直接受け取る形ではなく、企業の成長や配当を含めた世界株式全体の成長を取り込むことを目指します。

オルカンと高配当株は目的によって選び方が変わる

オルカンが向いている人は、長期的な資産成長を重視する人です。投資先を世界全体に分散し、できるだけ手間をかけずに運用したい人には適した選択肢になります。

一方、高配当株が向いている人は、定期的な配当収入を重視する人です。例えば、老後の生活費の一部を配当金で補いたい場合などには、高配当投資の考え方が合うことがあります。

どちらが絶対的に優れているというより、「資産を増やしたいのか」「定期的な収入が欲しいのか」という目的によって選択は変わります。

オルカンだけに投資する場合に注意したい点

オルカンは分散投資の商品ですが、投資である以上、価格変動は避けられません。世界的な金融危機などでは、一時的に大きく下落することもあります。

例えば、3000万円投資している場合、相場が30%下落すると評価額は900万円減少する計算になります。そのような状況でも慌てず保有できる資金計画が必要です。

また、自分の年齢や収入、生活資金とのバランスを考え、投資に回す金額を決めることが大切です。

まとめ

オルカンに3000万円投資した場合、年平均3〜5%のリターンなら計算上は年間90万〜150万円程度の成長が期待できます。しかし、実際には毎年一定額が増えるわけではなく、上昇と下落を繰り返しながら長期的な成長を目指す商品です。

日本個別株の高配当投資も魅力がありますが、配当収入を重視する投資方法であり、オルカンとは目的が異なります。資産を大きく育てたいのか、定期収入を得たいのかを明確にし、自分に合った投資方法を選ぶことが重要です。

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