新NISAでオルカンとS&P500を両方持つと複利効果は減る?1本集中との違いをわかりやすく解説

資産運用、投資信託、NISA

新NISAで投資信託を選ぶ際、「オルカン(全世界株式)」と「S&P500」のどちらにするか悩む人は少なくありません。また、両方に分散して投資した場合と、どちらか一方に集中投資した場合で、複利効果に違いがあるのか気になる方も多いでしょう。この記事では、複利の仕組みと分散投資の考え方をわかりやすく解説します。

複利効果は投資先の数ではなく運用成績で決まる

まず理解しておきたいのは、複利効果は「1本に集中した方が強くなる」というものではないということです。

複利とは、運用によって得られた利益がさらに利益を生み出す仕組みを指します。つまり重要なのは、資産全体がどれだけ成長するかであり、ファンドの本数そのものではありません。

例えば、1000万円を年率5%で運用した場合、1本に1000万円投資しても、500万円ずつ2本に分けて投資しても、資産全体の平均リターンが同じなら複利効果も同じになります。

オルカン1000万円とオルカン500万円+S&P500 500万円を比較

仮にオルカンが年間5%、S&P500が年間7%で成長したとします。

投資方法 投資額 想定リターン
オルカンのみ 1000万円 年5%
オルカン+S&P500 各500万円 平均年6%

この場合、複利効果そのものはどちらにも働きますが、運用成績が高い方が結果的に資産は大きくなります。

つまり重要なのは「何本持っているか」ではなく、「将来どの程度成長する資産を保有しているか」です。

オルカンとS&P500は実はかなり似ている

オルカンは全世界株式に投資するファンドですが、その構成比率の約6割前後は米国株です。

一方、S&P500は米国の大型企業500社へ投資する指数です。

そのため両方を持つと分散しているように見えて、実際には米国株の比率がさらに高くなるケースがあります。

オルカンとS&P500を同時に保有しても複利効果が弱くなることはありません。

なぜ両方持つ人がいるのか

両方保有する人は、世界全体への分散を維持しながら、米国市場の成長にも期待したいと考えるケースが多いです。

例えば「オルカン70%、S&P500 30%」のように組み合わせることで、自分なりの資産配分を作れます。

一方で、シンプルさを重視するならオルカン1本やS&P500 1本という選択も十分合理的です。

投資初心者が意識すべきポイント

初心者の場合は、「どちらが複利になるか」よりも「長期間積み立てを続けられるか」の方が重要です。

複利効果は数十年単位で力を発揮します。途中で売却してしまうと、その効果を十分に受けられません。

また、投資先を増やしすぎると管理が複雑になるため、自分が納得できる商品を継続保有することが大切です。

まとめ

オルカンとS&P500を両方持っても、どちらか一方に集中しても、複利効果の仕組み自体は同じです。複利は資産全体の運用益が再び利益を生むことで発生するため、本数の多さでは決まりません。最終的な資産額は複利効果よりも運用成績や投資期間によって左右されます。初心者の場合は「複利が強い商品」を探すよりも、自分が長期間続けられる投資方法を選ぶことが重要です。

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