NISAについて調べていると、「国が勧めている制度だから信用できない」「政府が推奨するものには裏があるのではないか」といった意見を見かけることがあります。一方で、NISAを利用して投資を始める人も増えており、制度への考え方は人によって大きく異なります。
しかし、NISAは投資商品そのものではなく、投資による利益を非課税にするための制度です。そのため、NISAへの不信感を考える際には、制度と投資そのものを分けて考えることが重要になります。
NISAは投資商品ではなく税金を優遇する制度
NISAとは、株式や投資信託などで得た利益に通常かかる税金を一定範囲で非課税にできる制度です。つまり、NISA口座で何を買うかによって運用結果は変わり、NISA自体が利益を生み出す商品ではありません。
例えば、同じ投資信託を購入する場合でも、NISA口座で購入する場合と特定口座で購入する場合があります。この違いは主に利益に対する税金の扱いであり、投資対象そのものが変わるわけではありません。
そのため「NISAは危険だから投資しない」という考えの場合、実際にはNISAという制度ではなく、投資による価格変動や資産運用そのものに不安を感じている可能性があります。
「国が推奨しているから怪しい」と感じる理由
国が推進する制度に対して警戒心を持つ人がいるのは自然なことです。過去には制度変更や政策によって生活環境が変化した経験から、政府の勧めを無条件には信用しないという考え方もあります。
また、「国が投資を勧めるということは、国民に投資させたい理由があるのではないか」と考える人もいます。実際、日本では少子高齢化や社会保障制度の変化などにより、自助努力による資産形成の重要性が高まっています。
ただし、制度を利用するかどうかは個人の判断です。国が推奨しているから必ず良い、逆に推奨しているから悪い、という単純な判断ではなく、仕組みやリスクを理解したうえで選択することが大切です。
特定口座で投資する場合もリスクは存在する
NISAを避けて特定口座で投資をする場合でも、投資商品の値下がりリスクは同じように存在します。例えば、株式や投資信託を購入すれば、市場環境によって資産価値が減少する可能性があります。
違いは利益に対する税金の扱いです。特定口座では投資利益に対して約20%の税金がかかりますが、NISAでは一定条件のもと非課税になります。
そのため「NISAは嫌だけれど投資はする」という考え方であれば、制度への抵抗であり、投資そのものを否定しているわけではありません。一方で「NISAだから投資しない」という場合は、投資リスクへの不安が理由になっているケースもあります。
日本円の預金だけに集中するリスクも考える
資産運用をしない選択にもリスクがあります。銀行預金は元本割れの可能性が低い一方で、物価上昇によってお金の価値が下がるインフレリスクがあります。
例えば、以前は100円で購入できた商品が150円になった場合、銀行に預けている金額が変わらなくても、そのお金で買えるものは少なくなります。
日本円の預金だけを保有することは、見方を変えると日本円という一つの資産に集中している状態です。そのため、投資をするかどうかを考える際には、価格変動リスクだけでなく、現金だけを持つリスクについても考える必要があります。
投資をするか判断するときに大切な考え方
資産運用では、NISAを利用するかどうかよりも、自分がどのような目的でお金を管理するのかを明確にすることが重要です。
例えば、数年以内に使う予定のお金を投資に回す場合は価格下落の影響を受ける可能性があります。一方で、老後資金など長期間使わない資金であれば、分散投資によってリスクを抑える考え方もあります。
NISAを利用する人も、利用しない人も、それぞれの価値観や生活状況に合わせて判断することが大切です。重要なのは制度へのイメージだけで決めるのではなく、仕組みとメリット・デメリットを理解することです。
まとめ
NISAは国が作った投資商品ではなく、投資による利益を非課税にするための制度です。そのため、「NISAが嫌だから投資しない」という場合は、制度ではなく資産運用そのものへの不安が関係していることもあります。
特定口座で投資する場合でも投資リスクは存在し、NISAとの主な違いは税金の扱いです。どちらを選ぶかは、国が勧めているかどうかではなく、自分の資産状況や目的に合わせて判断することが重要です。
資産形成を考える際は、投資をする・しないという二択だけではなく、預金、投資、リスク管理を含めて総合的に自分に合った方法を選ぶことが大切です。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


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