SBI証券の金・銀・プラチナはNISAで買える?現物取引と貴金属ETFの違いを解説

資産運用、投資信託、NISA

SBI証券では金・銀・プラチナへ投資できますが、「NISAで買えるか」を考えるときには、SBI証券の金・銀・プラチナ取引そのものと、証券取引所に上場している金・銀・プラチナ関連ETFを区別する必要があります。

結論からいうと、SBI証券が提供している「金・銀・プラチナ取引」で直接購入する金・銀・プラチナはNISA口座では取引できません。SBI証券も公式FAQで明確に案内しています。[参照]

一方、金などの価格への連動を目指すETFの中には、NISAの成長投資枠で購入できる商品があります。そのため「NISAで金へ投資したい」という場合は、現物貴金属取引ではなくNISA対象ETFを探すのが一つの方法になります。

SBI証券の「金・銀・プラチナ取引」はNISA対象外

SBI証券には、株式や投資信託とは別に「金・銀・プラチナ」という取引サービスがあります。金・銀・プラチナのスポット取引や積立などができ、SBI証券は1,000円から購入できるサービスとして案内しています。[参照]

しかし、この取引はNISAのつみたて投資枠・成長投資枠のどちらでも利用できません。NISA口座をSBI証券で開設していても、金・銀・プラチナ取引で購入した貴金属が自動的にNISA扱いになるわけではありません。

SBI証券では金・銀・プラチナについて、現物取引のほか取引所CFDや商品先物など複数の投資方法を紹介していますが、これらを「NISAで購入する金」と混同しないことが大切です。[参照]

NISAで金へ投資したいならETFという選択肢がある

NISAの成長投資枠では、一定の条件を満たす上場株式やETF、REIT、投資信託などが対象になります。金融庁の資料でも、成長投資枠の対象商品として上場株式、ETF、REIT、投資信託等が示されています。[参照]

そのため、金価格などへの連動を目指すETFがNISAの成長投資枠の対象となっており、なおかつSBI証券でNISA対象銘柄として取り扱われていれば、NISAを利用して購入できます。

たとえばSBI証券では国内貴金属ETFとして「金の果実」シリーズなどを紹介しています。[参照] ただし、ETFなら何でもNISA対象になるわけではないため、実際に注文する時点で各銘柄のNISA対象表示を確認する必要があります。

「金を買う」のと「金ETFを買う」のは同じではない

ここは初心者が特に混同しやすいところです。SBI証券の金・銀・プラチナ取引で金を購入することと、証券取引所で金ETFを購入することは別の商品・取引です。

投資方法 SBI証券のNISA 特徴
金・銀・プラチナ取引 利用不可 貴金属そのものを対象にスポット・積立などで取引
対象となる金ETF 成長投資枠で利用できる場合あり 証券取引所で株式のように売買
対象となる銀・プラチナETF 銘柄ごとの確認が必要 銀・プラチナ価格などへの連動を目指す
貴金属CFD・商品先物 利用不可 証拠金を利用する取引で、現物やETFとは仕組みが異なる

ETFには信託報酬などのコストがあり、市場価格と基準となる資産価値に乖離が生じる場合もあります。現物の金を直接保有する取引と完全に同じではないため、商品の仕組みを確認してから購入することが重要です。

銀やプラチナも「ETFなら必ずNISA」とは限らない

金だけでなく銀やプラチナにも価格への連動を目指す上場商品があります。しかし、取引所に上場しているという理由だけで自動的にNISA対象になるわけではありません。

NISAの成長投資枠には対象外となる商品の条件があります。たとえば投資信託等では、毎月分配型や一定のデリバティブ取引を用いる商品などが除外されています。金融庁も成長投資枠の対象商品と除外条件を公表しています。[参照]

そのため、金・銀・プラチナへNISAで投資したい場合は、「金だからNISA対象」「ETFだからNISA対象」と判断せず、SBI証券の銘柄詳細や注文画面で成長投資枠の対象になっているかを個別に確認するのが確実です。

NISAで貴金属を持つ意味も考えておきたい

金は株式と異なり、企業が利益を生み出して配当を支払う資産ではありません。主な収益源は購入時より価格が上昇した場合の値上がり益です。一方、株式や債券とは異なる値動きをすることがあり、資産分散の目的で利用されることがあります。

たとえばNISA資産の大部分を株式インデックスファンドで運用し、その一部を金ETFにするという考え方があります。ただし金の価格も下落することがあり、「安全資産だから損をしない」という意味ではありません。

また、NISAには年間投資枠と非課税保有限度額があります。金ETFへ使った成長投資枠は、その分だけ株式やほかの対象商品に利用できる枠を消費します。そのため「NISAで買えるか」だけでなく、限られた非課税枠を金にどの程度配分するかまで考えることが大切です。

まとめ:SBI証券の金・銀・プラチナ直接取引はNISA不可、対象ETFなら可能な場合がある

SBI証券の「金・銀・プラチナ取引」で直接購入する金・銀・プラチナは、NISA口座では取引できません。この点はSBI証券の公式FAQでも明記されています。[参照]

一方、金・銀・プラチナなどの価格への連動を目指すETFについては、商品によってNISAの成長投資枠で購入できる場合があります。つまり「SBI証券で金をNISA保有したい」場合には、直接の金取引ではなく、NISA対象となっている貴金属ETFを検討する形になります。

金・銀・プラチナ取引、ETF、CFD、商品先物は、それぞれ仕組みやリスク、コスト、税制が異なります。実際に購入する際は、SBI証券の注文画面で「NISA(成長投資枠)」を選択できる銘柄かを確認したうえで、自分の資産配分に合った商品を選ぶことが重要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました